05/04/2013
ターンオーバー 28日のプロセス
前回の続きです
1.基底層
新陳代謝の出発点は表皮の一番底の部分「基底層」の細胞分裂からはじまります。
この基底層は、ケラチンやメラニン色素が生成されるケラチノサイトとメラノサイトという細胞から構成されています。このケラチノサイトから分裂した細胞が、すぐ上の有棘層へ上がっていきます。
2.有棘層(ゆうきょくそう)
この有棘層では、いらない成分を分解し形がだんだん偏平になっていきます。
3.顆粒層(かりゅうそう)
この顆粒層では、素肌のうるおいの決め手ともいえる、NMFや細胞間脂質を生成しています。
ここまでのプロセス
基底層
↓ ↓
有棘層
↓ ↓
顆粒層
で、約14日間かかると言われています。
4.角質層
ターンオーバーもいよいよ大詰めです。
この角質層に達した細胞は核の無い状態になっています。 つまり、これ以上分化しない生命力の無い細胞になってしまい、このような状態になることを「角化」といいます。
角質層は水分の貯蔵庫であり、その表面は、皮脂腺から分泌される脂分と汗腺から出た汗とが混じり合って(乳化)できた皮脂膜のバリアーのおかげで、みずみずしい状態を保っています。
この角質細胞は約14日間でアカとなって剥がれ落ちていき、28日に及ぶターンオーバーは終わりを迎えます。
表皮の厚みは約0.2mmといわれ、角質層自体の厚みはその10%程度だと言われています。
うるおいのある美しい素肌を維持していくには、規則正しいターンオーバーが繰り返されることと、この角質層に充分な水分が含まれている必要があります。
これらのことからご理解いただけると思いますが、化粧水で素肌に水分を補給してあげることは非常に大切なことです。
ところが、従来の化粧水は放っておくと水分が蒸発してしまうため、化粧水をつけた後にはすぐに乳液やクリームなどを塗って水分をバリアー(人工的な皮脂膜)で守る必要がありました。しかし残念なことに、乳液やクリームに含まれる油分や界面活性剤は素肌に負担をかけてしまい、素肌のうるおいを保ってくれる反面正常なターンオーバーを妨げてしまうという皮肉な結果を生み出してしまうのです。
乳液やクリームを使いターンオーバーが妨げられると、年を追うごとにより沢山の油分をつけなければならない素肌になってしまいます。