29/08/2026
📝 論文Accept|安孫子 怜史 先生
「もっと安く、もっと確実に」——その一言から、
胃ESDの止血をアップデートする手技が生まれました。
胃のESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)のあとに起こる出血を防ぐには、はがした部分をしっかり閉じることが大切です。ただ、胃の壁は厚く、専用デバイスは高価。今回は、安価で「掴み直しができる」クリップを使い、筋層にアンカーをかけることで組織を引き寄せて閉じる新しい方法(Muscle-anchor-assisted CCC法)を報告しました。特別な機器がなくても、確実な閉鎖ができます。(掲載誌:ACG Case Reports Journal)
💬 安孫子先生より
「筋層アンカーを形成することで、厚い胃壁でも組織の近接が容易になり、特殊デバイスを使用することなく確実な粘膜欠損閉鎖が可能となります。従来のCCC法を低コストで発展させた新たな閉鎖手技として、後出血の高リスク症例への応用が期待されます。北海道大学病院消化器内科の先生方、ならびに内視鏡室・外来・病棟スタッフの皆様に、心より御礼申し上げます。」
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内視鏡の現場には「この手技、もっと良くできないか?」という疑問が毎日転がっています。当科では、その気づきを指導医と一緒に検証し、手技として形にし、世界に発信するところまで伴走します。手を動かす面白さと、それを言葉にする面白さ。その両方を経験できる環境がここにあります。
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