11/05/2026
プチ抄読会 3
今回は従来のA4でのワンハンドよりもコンパクトに納めましたので、そのまま閲覧できるようのスタイルいたしました。ご意見ありましたら、コメントよろしくお願いします。 drug burden and incident cardiovascular events: a population-based study 抗コリン薬の「累積使用量」が増えるほど、心血管イベントリスクが上がることを示すデータはあります。特に、1年あたりの累積使用量でみた大規模コホートでは、年間使用量が多い群ほど心血管イベント発症リスクが段階的に上昇していました。一方で、年齢層ごとの差については、「高齢者でだけ起こる」とまでは言えず、少なくとも最近の大規模研究では45歳以上の中年~高齢者で一貫して関連がみられているとのことでの文献でした。 解説として、2026年のスウェーデンの大規模住民コホートでは、45歳以上・既往の主要心血管疾患なしの約50.8万人を追跡し、抗コリン薬の年間累積曝露量を規定1日投与量(defined daily dose;DDD)で評価しています。その結果、心血管イベントの発症ハザード比は、抗コリン薬非使用を基準に、1–89 DDDでHR 1.16、90–364 DDDでHR 1.31、365 DDD以上でHR 1.71と、きれいな用量反応関係を示しました。イベント別では、心不全HR 2.70、不整脈HR 2.17、心筋梗塞HR 1.46、脳血管疾患HR 1.32と報告されています。つまり、「年間を通じてかなり使っている」ほど、心血管系アウトカムへの影響は無視しづらい、という解釈になります。 ポリファーマシー対策や地域支援・医薬品供給対応体制加算での必要案件・件数もあると思いますので、QOLの改善のためのカスケードの見直しに参考になればと思います。 文責:浅見
今回は従来のA4でのワンハンドよりもコンパクトに納めましたので、そのまま閲覧できるようのスタイルいたしました。…